筋肉が引き延ばされると同時に収縮するときに起こる筋肉の断裂です。
部分的に断裂することが多いですが、まれに筋肉が断裂してしまうこともあります。
例えば、ダッシュをしようとする時ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)はぎゅっと収縮しますが、ここから走り出して膝を伸ばす動きをすると、収縮している筋肉は無理矢理引っ張られる状態になります。
この時に、収縮する筋力が引っ張られる筋力に負けることで肉離れが起こります。
肉離れが起きやすい部位
肉離れは筋肉であればどこにでも起こりますが特にハムストリングスや大腿四頭筋、下腿三頭筋に起こることが多いです。
サッカーでは内転筋にもよく見られます。
また、まれではありますが上肢や腹筋に肉離れが起こることもあります。 筋肉が硬くなっているときには肉離れに注意が必要です。
筋肉が硬いと、引っ張られた力に対して筋肉が縮もうとする力が強い状態にあります。この時筋肉が伸びないため、筋肉が破断して肉離れを発症してしまうのです。
肉離れによる痛みには主に以下の3つがあります。
- 伸ばしたときの痛み(ストレッチ痛)
- 押したときの痛み(圧痛)
- 力を入れたときの痛み
痛みの度合いは肉離れの重症度によって異なります。 完全断裂の場合は安静にしていても痛みが生じることもあります。
治療リハビリ
まずは、損傷した部位の特定です。 必ずどこの筋肉が損傷しているか把握をしてから治療を進めます。
痛みを軽減させる手技や炎症を抑える超音波治療などを用いて施術していきます。
ケガ後、筋肉を使わない時期が続くと筋肉が細くなってしまいます。 痛みが軽減しても筋力を戻さなければまた再発してしまいます。 しっかりエクササイズや運動療法を用いて関節の可動域、筋力も元に戻すまでしっかりサポートしていき最高の状態まで導きます。
肉離れにオススメの治療
筋骨格整体
背骨や骨盤矯正と運動療法を組み合わせたコースになります。 全身のバランスを整えるのでオススメです。
鍼灸治療
指では届かない深部への筋肉にアプローチすることができます。 深層筋に刺激が入ることでさらに関節の動きが良くなります。