こんにちは
プロアスリート鍼灸整骨院です
今回は「前十字靭帯損傷のアスリハ」についてご紹介します
前十字靭帯損傷はスポーツでよく起こる大きな怪我なので、有名選手が受傷したニュースでもよく耳にします。損傷してしまった場合はきちんとしたリハビリを行わなければスポーツ復帰どころか日常生活にも影響を与えてしまいます
よく聞く怪我ですが、どういった怪我なのでしょうか?
詳しくご紹介していきます
前十字靭帯損傷は、膝関節の中にある前十字靭帯が部分的または完全に断裂する怪我のことを言います。前十字靭帯は膝の前方に位置し、脛骨(すねの骨)が大腿骨(太ももの骨)に対して前方に滑るのを防ぎ、膝の安定性を保つ重要な役割を果たしています
通常、スポーツや日常生活中に突然膝がねじれる、過度に伸ばされるということが原因で発生することが多いです。さらに、前十字靭帯を損傷すると、ポップ音や強い痛み、不安定感、可動域制限が見られます。
このような症状が出ている場合は早急に医療機関を受診しましょう!
では病院で前十字靭帯損傷と診断された後はどう治療していくのでしょうか?
治療方法は損傷の程度、年齢、活動レベルによって異なりますが、主に2つの治療方法があります
まず1つ目は保存療法です。軽度の損傷や活動レベルが比較的低い人には、保存療法が適用されます。リハビリや物理療法を通じて筋力の改善を行い、膝の安定性を改善します。膝の安定性をサポートする装具を使いながら日常生活を送り、運動強度の低いものならスポーツを楽しむこともできます
もう1つは手術療法です。完全断裂やスポーツ復帰を目指す場合は、手術療法が一般的です。通常は自身の腱を用いて、損傷した靭帯を修復・再建します。その後は数ヶ月にわたるリハビリが必要となります
どちらの方法でも損傷後のリハビリは非常に重要で、特に手術後は膝の可動域・筋力・バランスを回復させるために段階的なアスリハが行われます
前十字靭帯は再発率も高いので、再発予防のためにも適切なリハビリと予防のためのトレーニングが欠かせません
では実際のアスリハについてご紹介します
術前リハビリ
損傷後に手術を受ける場合、術前リハビリが推奨されます手術前に膝の可動域を確保し筋力を保つことで、術後の回復がスムーズになりますこの段階での目標は、膝の可動域を最大限確保し、筋力を保つことです。
術後初期リハビリ
この段階では手術後の炎症や腫れを軽減し、可動域を回復させることが主な目的です。さらに膝の安定性を取り戻すために出来る範囲で筋力トレーニングも行います。ただし、術後初期は患部に負担をかけすぎると状態を悪化させてしまうので、リスク管理を徹底して無理のない範囲で行います。
中期リハビリ
膝の可動域が改善し、腫れが減少してきたらより積極的な筋力トレーニングと安定性の向上に取り組みます。この段階での目標は膝の可動域をほぼ完全に回復させる、筋力とバランスの向上、膝の安定性を強化することとなります。
後期リハビリ
この段階では、よりダイナミックな動きを取り入れて、日常生活における機能回復を目指します。また、回復具合を見ながらスポーツに特化した動きや運動も含めて進めていきますこの段階での目標は、筋力をさらに向上させて膝の安定性を確保すること、ジャンプやランニングなどの動的な運動を導入すること、競技特有の動きに対応する準備をすることです
競技復帰段階
この段階ではアスリートとしての競技復帰を目指してトレーニングを進めます。競技特有の動きに焦点を当て、最大限の機能復帰を目指しますここでの目標は競技特有の動きを完全に再現出来る、スプリントや方向転換などの高強度の動きに耐えられる膝の安定性を確保する、再損傷のリスクを最低限に抑えることなどが挙げられます。
競技復帰段階
この段階ではアスリートとしての競技復帰を目指してトレーニングを進めます。
競技特有の動きに焦点を当て、最大限の機能復帰を目指します
ここでの目標は競技特有の動きを完全に再現出来る、スプリントや方向転換などの高強度の動きに耐えられる膝の安定性を確保する、再損傷のリスクを最低限に抑えることなどが挙げられます。
ほとんどの場合は上記のような流れでリハビリが進んでいきますリハビリが進むにつれて、再損傷のリスクを軽減するための予防トレーニングが必要となります。特に膝を捻る動作や方向転換時のフォームを改善することが大切です
また、心理的な不安や恐怖心も競技復帰の大きな障害となるため、精神的なサポートも同時に行っていきます
このように、前十字靭帯損傷後のアスリハは段階的かつ計画的に行われ、個々の選手の回復状況に応じて調整されます
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